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薬局内、薬の管理に関して

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 薬局内で使用する薬剤の数は店舗規模により変わりますが、地域支援体制加算を考慮すると1200品目以上の薬剤を備蓄しておく必要があります。薬局内の薬の管理に関して紹介します。

薬局内では薬の数まで細かく管理

 薬局で処方される医療用医薬品は、すべて1錠単位まで細かい在庫管理がされています。企業により使っているシステムは様々だと思いますが、レセコンと連動してその日使用した薬の錠数が在庫からマイナスされます。卸ともシステム連動することで納品された薬剤の個数も反映されるため、プラスとマイナスで日々動いている状態となります。

1錠単位まで医薬品の在庫管理が必要なわけ

 調剤薬局で在庫管理が必要であるのは、薬剤師の手によって薬が集められ患者さんに薬が渡るという点にあります。スーパーなどと違い、患者さんが自由に自己判断で集めて買うという事とは全く異なります。当然調剤薬局では処方箋通りに薬をお渡ししなくてはいけません。患者様が薬が余っているからいらないとか、湿布を追加してほしいとかおっしゃっても、医師に指示を確認してからでなければお渡しもできません。多い少ないの問題ではなく、治療に必要な薬が正しく渡せているかどうか、という事が重要です。

 そんな中もし患者さんから薬が足りなかったと問い合わせが来たらどうしますか?こちらは渡したつもりでも本当に錠数が間違っているケースもあるかもしれません。自分が働いている薬局ではまだ全店舗で監査システムの導入が間に合っておらず、複数の薬剤師が確認することで間違いを防ぐように取り組んでいます。しかし患者様から問い合わせがあった際に根拠となる数字がなければ双方納得がいかないでしょう。その際に活躍するのが在庫システムです。当日の薬剤の納品、レセコンで処方された数を反映させてから、実際に薬局の棚に入っている在庫数と比較することで本当に渡し間違っているのか、それとも患者さんの勘違いなのか、判断することができると思います。

薬局在庫システムでできる事

 薬局の在庫システムでは在庫数、薬価(薬の価格)、仕入れたLot、使用期限等の確認ができます。それをどのように活用すべきかを考えました。

薬局の在庫確認、その数を知る

 在庫システムでは、自分の薬局でレセコンに登録した、使用している薬剤のみ在庫が表示されるものになっています。ただそれでも1200品目以上の在庫があり、正直例えば普段あまり使用しない薬の処方が来た場合薬剤師でも在庫の有無を判断できないことがあります。その際に在庫数をシステム上で確認することですぐに薬が準備できるのか、ジェネリック医薬品なら用意ができるのか等が判断できます。

 また自分が勤務する薬局の管理システムでは、連携することで多店舗の在庫状況もわかるシステムになっています。例え自分の薬局に在庫がなくても、近くの多店舗に在庫があればそちらから薬を取り寄せたり、場合によってはそちらの薬局を紹介するといった方法がとることができます。

在庫を確認することで数の間違いを防ぐ、気づく

 自分の勤務する薬局では、大きな施設の処方箋を2カ所ほど担当させていただいています。その中でも浣腸が複数の患者様に処方されることがあります。規格も60mL、120mLとあり、患者さんごとに入れ忘れがないかも注意しています。持っていく前の最後の確認として、処方入力の確認後、管理システムの理論在庫と実数在庫を確認しています。一致していない場合、入力もしくは入れ忘れなど、どこか間違っていないか確認することができます。以前見た記事で、よく使用する薬については毎日棚卸をしていち早く間違いに気づくといった取り組みをしている薬局があると目にしたこともあります。自分の薬局ではここまではできていませんが、一部同じような取り組みをしてると言えます。

在庫の金額を知る

 調剤薬局だけではなく、小売業に共通して言える事かもしれませんが、薬局内の在庫の金額はおよそ1カ月分が妥当だと言われています。あまり在庫が少ないと患者さんにお渡しする薬が不足する可能性もありますし、多すぎると無駄になってしまう事もあるかもしれません。

 また過料に在庫があるという事は、企業の資金の一部をお金ではなく薬で持っているという事になります。薬は処方が出なければ利益にはなりません。資金が現金としてあれば、それを別の投資にまわしたり、新しい店舗を開業する資金となるかしれません。一般企業の調剤薬局で働くうえで、たとえ薬剤師という資格職であっても金銭的な感覚は必要だと感じでいます。

使用していない薬剤の処理する

 薬局の薬剤については現場の管理薬剤師の判断によるところが大きいと思います。自分の勤める薬局では一度処方されて準備がなかった薬剤に関しては取り寄せて患者宅にお届けするという対応をとっています。そして会社としての方針として、基本的には一度処方された薬は2回目に患者さんが来局されたときにまたないという事態を防ぐため、発注して準備しておくことが推奨されています。場合によっては患者さんに同じ薬を継続して使用しているか、また薬局を利用してもらえるかなどを確認して次回の準備を行います。しかし準備していた薬が処方の変更などにより結局使わなくなったり、患者さんの都合で使わなくなったりすることはしばしばあります。

在庫システムでは薬が最後に使用されたタイミングからどれくらいの期間使われていないか判断する機能があり、使っていない薬剤を抽出することができます。使っていない薬は他の使用している店舗に引き取ってもらうか、返品するといった方法で処理していくことが必要です。当然処理できず期限が切れてしまう薬剤は廃棄するほかなくなります。

最後にまとめ

 薬局に限らず、商品の在庫というのはその会社に眠る資産の一つです。薬局は患者さんにお薬をお渡しする施設ではありますが、会社側から見れば当然極力無駄がないようにしなくてはいけません。必要な患者さんに必要な薬が届けられるよう、他のグループ店舗、場合によっては他社の調剤薬局と協力し製薬会社が作った薬が無駄にならないようにしていくことも大切です。経済的側面から必要な社会的働きだと考えます。

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