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子どもの解熱剤、これだけ!

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 子どもが発熱した際、使用できる解熱剤の選択肢は限りなく一択です。解熱剤は新型コロナウイルス感染症、インフルエンザ感染症等すべての発熱を伴う病気で処方されます。薬剤師以外でもその理解は難しくありません、大人が正しく理解する事で対処できるようにしましょう。

子どもに使用できる解熱剤はアセトアミノフェン

 アセトアミノフェンは作用の穏やかな解熱鎮痛剤です。その安全性の高さから発熱・鎮痛がある場合に処方されます。炎症(腫れ)を抑える効果は弱いです。

成分は同じでも薬の名称は様々

 カロナールという薬品名を聞いたことがある方も多いと思います。カロナールという名称が有名ですが、新型コロナウイルス感染症の広がりとともに品薄になっています。そのため供給されるアセトアミノフェンという名称の薬を薬局で渡されることもあると思います。アセトアミノフェンとは薬の成分の名称となるためカロナールとアセトアミノフェンは同じものという理解で大丈夫です。

 座薬に関して言えばカロナール坐剤、アンヒバ坐剤、アルピニー坐剤、アセトアミノフェン坐剤とメーカーによりことなる色々な名前で販売されていますが、すべて同じ成分です。

アセトアミノフェンの使用量は体重で決まる

 アセトアミノフェンの使用量はお子さんの体重で決まります。添付文書には下記の通りの記載があります。

 通常、幼児及び小児はアセトアミノフェンとして、体重1kgあたり1回10~15mgを経口服用し、服用間隔は4~6時間以上とする。なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日総量として60mg/kgを限度とする。ただし、成人の用量を超えない。また、空腹時の服用は避けることが望ましい。

 1回10~15mg/kgという事は少し幅があるように感じます。処方するDrの判断にもよりますが、ほぼこの範囲内に入っていれば効果としては問題ないと思います。

 子どもの薬の用量を考える際に、体重10kgだとどれくらいになるのか覚えておくと分かりやすいと思います。1回10~15mg/kgなら体重10kgだと単純に1回100~150mgになります。あとは処方される薬の濃度割合により計算すれば1回量のg数が算出できます。

薬の剤型、濃度別の使用量目安

 処方されるアセトアミノフェンの濃度・含有量は様々なので以下目安にしていただければと思います。

アセトアミノフェン細粒・DS20%

 最もメジャーな用量濃度としては20%です。ちなみにDSとはドライシロップの略称で水に溶けやすい粉薬です。20%=200mg/gで、体重ごとに下記が1回量の目安となります。

体重10kg:0.5~0.75g   

体重20kg:1.0~1.5g  

体重30kg:1.5~2.25g

アセトアミノフェンDS40%

 アセトアミノフェンDS40%「三和」という製品もあり、40%という事は単純に20%より濃度が倍なので、処方される量は20%の半分になります。

体重10kg:0.25~0.375g   

体重20kg:0.5~0.75g  

体重30kg:0.75~1.125g

アセトアミノフェンシロップ2%

 シロップは10歳に満たないお子さんに処方されるケースがあると思います。2%=20mg/mLの含有量になります。

体重5kg:2.5-3.75mL

体重10kg:5.0-7.5mL

体重20kg:10.0-15.0mL

体重30kg:15.0-22.5mL

アセトアミノフェン坐剤

 アセトアミノフェン坐剤に関しては、50mg、100mg、200mg、400mgの4種の大きさのお薬がありますが、小児で400mgが処方されることはほぼありません。体重が30~40kgあれば400mgが適量だと思いますが、これくらいの体重があればほぼ内服で対応できるからです。坐薬はぐったりしていて内服薬が難しい場合や、高熱により嘔吐がある場合などに選択されます。使い分けとして内服薬と同時に処方されるケースもあります。坐薬の1回使用目安量は下記の通りです。

体重5kg:50~75mg

体重10kg:100~150mg

体重20kg:200~300mg

体重30kg:300~450mg

 例えば処方医が75mgが適量と判断した場合、100mgの座薬を下1/4ほど切って使うように指示が出る場合もあります。投薬を受ける際に説明をしっかり聞いてください。

発熱があり、手元に薬がある場合

 体重と用量について記載しましたが、ご自分での判断に不安がある場合はかかりつけの薬局、医療センター等の機関に問い合わせをしてください。自分の勤務する薬局では時間外でも店舗に電話をしてもらえれば薬剤師が持つ携帯電話に転送されるようになっています。多くの薬局では時間外の問い合わせ対応は可能だと思います。お子さんの体重、手元にある薬の名称を%までしっかり伝えていただければ服用・使用について回答が得られるはずです。

 熱を抑えて少しでも体の負担を軽くするため、手元に解熱剤がある場合は子どもの成長に応じた適正な量で使用できるように理解しましょう。

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