PR

アルツハイマーについて知る・考える

yakuzaishi-k
PR

 認知症は社会の高齢化が進行しますます増加しつつある疾患です。アルツハイマー病と県完成認知症が二大認知症疾患であり、両者が認市長全体の8割以上を占めています。アルツハイマー病を中心に認知症についての記事です。

アルツハイマー病とは

 アルツハイマー病とは初老期(65歳以前)~老年期(65歳以後)に発生する原因不明の認知症尾をきたす疾患です。緩徐に進行する記憶障害、失語、失行、失認を主症状としその後錐体外路庄屋ミオクローヌスも加わり、末期には寝たきりになります。神経病理学的な特徴は海馬や大脳皮質の萎縮が見られ、そこに神経細胞の脱落、老人半や神経原繊維変化の沈着が広範に認められます。

 アルツハイマー病の死因としては肺炎や尿路感染症、褥瘡などの感染症によることが多いとされています。

アルツハイマー患者の症状

①記憶障害

アルツハイマー患者の主症状、記憶は情報の保持期間によりまず障害されるのは近似記憶。数分から数十分前の事柄を忘れてしまう。病期がシンクすると事故や社会における古い情報である遠隔記憶も障害される。

②失語

アルツハイマー患者の失語の特徴は語発見や理解の障害であり、音読は保持されやすい。末期は発話がみられても理解できない状態となる。

③失行

アルツハイマーで初期に出現するものは構成失行であり、三次元図形の遠近画法の障害がみられる。次に単純な動作や物品使用の模倣ができなくなる。また着衣失行も出現する。

④失認

症例によっては初期より視空間失認がみられ、目測障害や慣れているはずの道で迷ったりする。進行すると身体失認、触知覚の障害などが出現してくる。末期には近親者の顔もわからなくなる相貌失認の状態となる。

⑤実行機能の障害

計画立案、組織化、順序だて、抽象化などの能力の障害であり、目標を設定し計画を立て、それを効果的に遂行することができなくなる。

⑥BPSD(behavioral and psychological of dementia)

認知症では認知性障害に続発すないし併発する避妊知性の障害である精神症状や行動障害がみられ、これをBPSDと総称する。アルツハイマーの精神症状には不安、焦燥、心気症状、不眠、うつ状態、興奮などがみられる。初期は不安、焦燥がみられ進行とともにうつ状態や興奮が目立つようになる。行動障害には徘徊、不穏、攻撃、暴言、反抗、錯乱などがみられるが午後から夕方にかけて増悪することが多く日没症候群といわれる。

アルツハイマーの経過

前期:近似記憶の障害が目立ち、時間の見当識障害は自発性の低下を伴う

中期:遠隔記憶の障害も出現し、時間のみならず場所の見当識障害も生じてくる。また判断力が低下し日常生活の介護が必要となってくる。BPSDが認められるのもこの時期。

後期:記憶障害はさらに更新し、人物の見当識障害も加わる。身近な家族もわからなくなり、日常生活も常時介護が必要となる。

異常行動もみられる事があるが、次第に活動量が低下していき疎通性も乏しくなり、意味のない発語や動作のみを呈し最終的には寝たきりとなる。

合併症

アルツハイマーの末期には栄養状態も悪化して嚥下障害なども生じやすくなる。褥瘡、尿路感染症。誤嚥性肺炎、敗血症などの合併症で死亡する場合が多い。

予後

身体的異常がなく対処可能な合併症を治療できれば全経過が10年以上にわたることが多い。患者の介護者はこの間医療機関や福祉機関と相談・連携していく必要がある。

まとめ

 現在は認知症の患者が入居するグループホームも各所にできています。自分が以前居宅訪問していた施設でも上記にまとめたような経過をたどっていた患者さんが多くいました。最終的には自分で食事もとらなくなってしまい、その場合は点滴を使って延命をするか、自然のままとして老衰の道をたどるか患者さんのご家族とDrとが相談して決めていたように思います。認知症は高齢化が進む日本で身近な病気となりました。近く自分の両親や親族、ゆくゆくは自分がたどるかもしれない病気と認識していく必要がありそうです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました